色の話〈2〉
こんにちは。アイビスティ・クリエイティブチームの金野です。
前回はCMYKとRGBのお話でした。
今回は「補色」について効果と組み合わせのお話です。
色相をリング状に並べたものを「色相環」といいます。
<図1>
色相環の中で、色相が最も離れている色が「補色」です。
図1の「黄」から最も離れている色相は「青紫」なので、
この2色は「補色」になります。
このように色相環の反対側に位置する2色を「補色」、
補色とその近辺の色を「反対色」といいます。
例えば、これからの季節の一大イベントであるクリスマスカラーの赤と緑は、
誰もが知っている補色の組み合わせですね。
補色や反対色は、色相差が大きいのでお互いの色を目立たせる効果があります。
このお互いの色を引き立て合う効果を「補色対比」といい、
単色で扱うよりも補色を組み合わせる方が目立たせることができるので、
パッケージやロゴなどに多く使われています。
例えば、セブンイレブンのロゴは補色を取り入れたロゴとして有名です。
赤と緑は食べ物の組み合わせで頻繁にある色なので、
食欲を増進させる色でもありますし、屋外でも目を引く配色です。
ただ、目立つからといって補色を多用するのはキケン。
補色は反対色なので、そればかりだと目がチカチカしてとても見にくくなることもあります。
用途に合わせたデザインで効果的に使えるといいですね。
今回は「補色」の効果と組み合わせのお話でした。
ではまた次回に♪