【010号】言葉のデザイン
こんにちは、佐野です。
前回のピアノコピーに関して、
『意識したことがなかったけれど
実は日常の中で見たことがあった、
ということに気づきました』
というコメントを頂きました。
そうですね。
それが『ピアノコピー』として
認識・意識しているかどうかで
記憶に刷り込まれるかどうかが
左右されるのかも知れません。
もしコピーを書くのであれば、
人の脳に残らなければなりません。
残る言葉。
これを作るのは、
並大抵のことではありません。
まず、上手いライターさんほど
『言葉のデザイン力』が
違っていると思います。
例えば、
『泣く』という動詞。
ただそれだけでは、
『泣く』以外に何も残りません。
ところが、『泣く』を
『涙を流す』と置き換えたら
どうでしょうか。
どちらも意味は『cry』ですが
後者の方がより具体的で、
捉えようによっては行動の裏に
ドラマが見え隠れしませんか。
また、別の例えでいきますと、、
『銀行から融資を受ける』だと
『金融機関からファイナンスを組む』
『サラリーマン』を
『ビジネスパーソン』にしたり。
『技術の刷新』だったら
『破壊的イノベーション』だったり。
ちょっと言葉をデザインするだけで
読み手の捉え方は変わってきます。
私がかつて勤めていた、
六本木のベンチャーの社長は
非常に言葉の使い方が上手く、
『成果を出したら
高いインセンを付けるよ!』
と伝えるだけなのに、
『君の血液が沸騰するような
アドレナリン全開レベルの
対価を味わってもらうよ!』
ここまで来ると、
もはや何を言っているのか
分からなくなりますね笑
いずれも目的は変わりません。
人の脳に残り、
刺激し、最終的に支配する。
ただし、闇雲に言葉を大げさにしても
相手に伝わらなければ意味がありません。
そこはワードセンスの勝負になりますね。
ランディングページでも
ECモールでも同様ですが、
オンライン完結ビジネスの場合
言葉は非常に重要なエッセンス。
販売品目の良さを
購入見込み者の脳みそに
ダイレクトで届く文面を
編み出せるかどうか。
それが、相手の心の根底にある
『欲しい』という感情を表に引きずり出し、
激しく揺さぶることができるかを左右します。
ぜひ、意識してみましょう。