マチュピチュ遺跡にみる先人の知恵
こんにちは。
アイビスティの大村です。
最近の他社員の記事を「昔の人の知恵はすごいなぁ」と感心ながら読んでおりました。
そこで思い出したのが、3年前の3月に旅行したマチュピチュ遺跡のことです。
マチュピチュ遺跡には、先人たちの知恵がつまったスポットがたくさんあります。
今回はこちらをご紹介します。
―暦を知るすべ、インカの日時計―
マチュピチュ遺跡内の一番高い場所には、「インティワタナ」と呼ばれる日時計があります。
Intiとはケチュア語で太陽、Watanaはwatayというケチュア語の動詞(縛る、結ぶ)から来ていて、結ぶもの・縛るものという意味です。
それでインティワタナは「太陽を縛るもの」という意味になります。花崗岩の一枚岩でできた見事な彫刻で、マチュピチュ遺跡の中でも主要なシンボルとなっています。
インカには文字が無く文献が残っていないため誰も確かな事は言えませんが、このインティワタナは時節を知るための日時計もしくはインカの暦だったと思われています。
または、遺跡内で一番高い場所にあることから、太陽を崇拝するための神聖な場所だったとも言われています。この岩から突き出た角柱の4つの角は、それぞれ東西南北を指しています。
冬至(6月21日)になると、インティワタナの西側の部分に三角形の光が差します。
夏至(12月22日)には、インティワタナの石の柱の影が西北の方向にできます。
このようにインティワタナは日時計のような機能を持ち、インカの人々は季節の変化を知ることができました。引用:https://www.tour.ne.jp/w_review/CUZ/sightseeing/spot/1317127/
この石で、時間や暦まで把握していたとは驚きます。
また、先人たちが暦を大切にしていたことも伺い知れます。
ちなみに私が最近暦について気にしたのは・・・祝日のお休みの時くらいでしょうか(汗
先人たちを見習わなくてはいけませんね。
―水のたまった2枚の石の秘密―
こちらの2枚の石。臼のようになっていて、水が張っています。
どのような目的で使われていたかわかりますか?
実はこれ、天体観測に使われていたそうです。
張った水に夜空を映して、月や星の軌道を観測したといわれています。
とても原始的ですが、なんだかロマンチックですね。
ここから新たな発見がたくさんあったのでしょうか。
美しく幻想的な景色の中に、たくさんの不思議がつまったマチュピチュ遺跡。
日本からは遠く離れていますが、行く価値があると思います。
まずはこのような情勢が落ち着いてからですが、いつか足を運んでみてはいかがでしょうか。