【023号】色の話〈5〉
こんにちは。クリエイティブチームの金野です。
前回は「色が与えるイメージ」のお話でした。
今回は「年齢や性別によって好まれる色は変わる」のお話です。
広告をデザインするにあたり
「ターゲット層に合わせる」ということは大切です。
ひと言で「合わせる」と言っても、合わせる要素は様々にありますので
イラストや画像の雰囲気、フォント、色などを総合的に合わせてデザインイメージを作っていきます。
その中でも今回はターゲット別に好まれる色を調べてみました。
アピールしたい年齢や性別によって好まれる色やトーンがありますので
広告展開を考える際に参考になればと思います。
「好まれる色」のことを色彩用語では「嗜好色」と言い、年齢や性別によって異なってきます。
では、日本人全体の「好まれる色」「好まれない色」はどのような色でしょうか。
ハッキリとして明るい色が好まれ、中間色や色味の乏しい色などが好まれにくい傾向にあるようです。
では次は、年齢による嗜好色を調べてみました。
年齢を重ねることにより傾向として
好まれる色の幅が広がる
明るく鮮やかな色から落ち着いたシックな色合いに好みが変わっていく
という変化があるようです。
上記を踏まえて「性別」による嗜好色を見てみると
顕著に見られるのが「色相」になります。
女性
明るい色や淡い色、繊細な色を好む
男性よりも多様化する傾向
男性
女性よりも特定の色に集中しやすい
寒色系や緑系、濃い色や暗い色を好む傾向
具体的にこの年代はこの色が好きと断定することはできませんが
広告の方向性や選択肢を考える際に参考にしていただければと思います。
今回は「年齢や性別によって好まれる色は変わる」についてのお話でした。
ではまた次回に♪